メリット〇
ドットプリンターは紙に圧力をかけて印刷する方式のため、伝票などで使用される複写氏に印刷できません。伝票は、自社控え用、顧客提出用など同じ内容のものが複数枚必要になることも少なくありません。そうした印刷の際に効率的です。
業界にもよりますが、ドットプリンターを使用した伝票は手書きでの改ざんが困難なので顧客から信頼されやすいといえます。
ドットプリンターのインクリボンは何度も繰り返し使用可能です。頻繁にインクリボンを交換する必要がないため、ランニングコストを軽減できます。
最終更新日:2023/08/31
現在は、レーザープリンター、インクジェットプリンターがプリンターの種類として主流です。一方で、一部の現場では「ドットプリンター」も使用されています。こちらでは、このドットプリンターの概要やレーザープリンター、インクジェットプリンターとの違いについてご案内します。
まず、ドットプリンターとは何かについて簡単にご説明しましょう。
ドットプリンターとは、機器に搭載されたピンを押し付けて印刷するタイプのプリンターの総称です。「ドットインパクトプリンター」「ドットマトリクスプリンター」とも呼ばれます。
現在は、レーザープリンターやインクジェットプリンターが家庭用・業務用ともに普及しています。ドットプリンターはこうしたプリンターとは根本的に印刷方法が異なるプリンターのタイプです。現在は限定的に用いられており、特に一般家庭で使用されるケースはほとんどありません。主な導入現場は事務の現場などです。
以下では、ドットプリンターの仕組みや歴史、主な印刷物やメリット・デメリットについてより深掘りしてご案内します。
ドットプリンターの印字ヘッドには、小さなピンが装着されています。印刷が始まると、これらのピンがインクリボンに叩きつけられ、さらに向こう側にある用紙に押し付けられます。ひとつひとつのピンによって印字された点の集合体により文字を再現するのがドットプリンターの仕組みです。
こうした構造上の理由から、ドットプリンターでは原則として文字しか印刷できません。パソコン、ワープロ以前に文書を作成するために使用されていた「タイプライター」という機器をご存知でしょうか? タイプライターは文字盤を打鍵してアームを作動させ、インクリボンを紙に押し付けることで印字していました。この共通点から、ドットプリンターのイメージとしてタイプライターが一般的に取り上げられます。
ドットプリンターが用いられ始めたのは1970年ごろ。第二次世界大戦で主流だった活字方式プリンターにとって代わるかたちで普及しました。活字方式以上に多くの種類の文字を印刷できる点が普及の一因です。
一方で、構造上避けられない騒音が当時から問題視されていました。防音ケースの中に収納するといった対応を行っていましたが、解決すべき課題として認識されており、1980年代なかばごろからは、静音性に優れるレーザープリンターに代替されていきました。以降は、上述したとおりドットプリンターの特性が求められる限られた現場のみで使用される状況となっています。
ドットプリンターの主な印刷物は以下のようなものです。
このように、ビジネスで発行される帳票の印刷で使用されます。
産業マニフェスト伝票(産業廃棄物管理票)は、産業廃棄物処理責任の明確化・不法投棄の防止を目的としたマニフェスト制度で発行される書類です。平成10年12月にはこのマニフェスト制度がすべての産業廃棄物に適応されるようになりました。これにともない、一部の業界ではドットプリンターのニーズが向上しています。
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ドットプリンターの代表的なメリットとデメリットについてご紹介します。
ドットプリンターは紙に圧力をかけて印刷する方式のため、伝票などで使用される複写氏に印刷できません。伝票は、自社控え用、顧客提出用など同じ内容のものが複数枚必要になることも少なくありません。そうした印刷の際に効率的です。
業界にもよりますが、ドットプリンターを使用した伝票は手書きでの改ざんが困難なので顧客から信頼されやすいといえます。
ドットプリンターのインクリボンは何度も繰り返し使用可能です。頻繁にインクリボンを交換する必要がないため、ランニングコストを軽減できます。
印刷機器としてドットプリンターが広く普及していたころに課題視されていた騒音は、現在もデメリットとして残っています。改良化が進んでいるとはいえ静かな環境でメインプリンターとして使用するのは現実的ではないでしょう。
ドットプリンターの用途は印刷のみであり、とりわけ文字の印刷のみに限られます。写真・画像といったイメージ印刷はできません。また、複合機のように使うこともできません。
ドットプリンターは需要の低下から生産量が減っており、それにともない価格が高くなっています。平均的な相場は10万円程度。用途が限られることを考えると、高いという声も少なくありません。
ドットプリンターには主に「ラウンド型」「水平型」「ライン型」の3タイプがあります。それぞれの特徴について以下でご紹介しましょう。
ラウンド型は比較的サイズが小さく、省スペースなタイプです。モデルによっては、デスクの上にも置くことができます。また、前面で印刷物をカットできるため、伝票を都度切り離して使う業務では効率的です。主にフロント業務で使用されます。
水平型は対応している用紙の種類が豊富で複写可能な枚数が多いタイプです。物流の伝票発行業務で広く使用されています。
ライン型は印刷のスピードに優れるタイプです。大量の伝票を高速で発行できます。主に、給与明細発行や請求書発行といった基幹業務で使用されています。
ドットプリンターの導入を検討している場合は、以下のようなポイントに注目して製品を選ぶようおすすめします。
上述したとおり、ドットプリンターは複写紙への印刷が可能です。一度に複写可能な枚数はプリンターのモデルによって異なります。4~8枚の複写に対応しているモデルが一般的です。
インクジェットプリンターやレーザープリンターと同様、効率的に使用するためには印刷スピードも求められます。ドットプリンターは英数とカナ、漢字で印刷スピードが異なるため注意が必要です。頻繁に使用する現場では、漢字で140文字/秒~のスピードがあると安心といえます。
ドットプリンターは一般的なプリンターよりも駆動音が大きい点が特徴です。そのため、導入現場によっては駆動音に注目して選ぶ必要があります。多くのメーカーは、製品仕様として駆動音を「db(デシベル)」で表記しています。
モデルによって一度に印字できる英数の文字数が異なります。80、94、106、136桁のモデルが一般的です。
モデルによってはバーコードの印字に対応しています。物流業界や流通業界では求められることが多い機能です。主に以下のような規格に対応しています。バーコードの印字を行う際には、バーコードの規格に注意が必要です。一般的なドットプリンターは以下のようなバーコード規格に対応しています。
ドットプリンターの印刷は基本的にモノクロです。一方、帳票の印刷では、印鑑など色が求められることも少なくありません。内容によって色を変えたい場合はカラー印刷対応のモデルを選ぶ必要があります。
現在一般的に普及しているレーザープリンター・インクジェットプリンターとドットプリンターの違いについてご案内します。
最たる違いは印刷の仕組みです。
インクジェットプリンターはインクを用紙に吹き付けて印刷します。レーザープリンターはレーザーを利用して紙にトナーを転写させます。
このように、紙に圧力をかけて印刷するドットプリンターとは、どちらも大きく印刷方法が異なります。複写紙を印刷できるのはドットプリンターならではの特徴です。
ドットプリンターに比べて、レーザープリンターやインクジェットプリンターはイメージに標準対応しており多機能なモデルが多いことから、汎用性に優れているといえるでしょう。また、静音性や印刷効率もレーザープリンター、インクジェットプリンターのほうが優れているほか、コスト面の問題もあります。さらに、現在では文化的な理由もあってドットプリンターの利用は特定の現場に限定されているケースもあります。
こうしたことから、ドットプリンターは今後ほとんど使用されなくなっていくかもしれません。
各メーカーからリリースされているドットプリンターの代表的なシリーズをご紹介します。
EPSONは「VP」というドットプリンターのシリーズを提供しています。主に水平型、ラウンド型の2タイプをラインアップしており、どちらもバリエーションが豊富です。
OKIは「MICROLINE」というシリーズで水平型とラウンド型のドットプリンターを開発しています。堅牢性と印刷と速度が高く評価されています。
NECは「MutiImpact」というシリーズ名でドットプリンターをリリースしています。水平型の「700」、ランド型の「201」、ライン型の「750」を展開中です。スリープモードを標準搭載しており、従来機種と比較して最大約37%の省電力化が可能です。
FUJITSUは「FMPR」というドットプリンターのシリーズを提供しています。ラウンドタイプはコンパクトでコストパフォーマンスに優れる点が魅力です。
ドットプリンターの必要性を感じていたとしても本体価格が比較的高く、購入に対して慎重になっている方が多いかもしれません。また、用途が限られていることや少しずつニーズが少なくなっていることを考えると、今後の必要性が不透明という問題もあります。そこで、今からドットプリンターを導入するのであれば、低コストで気軽なリースかレンタルがおすすめです。
リースやレンタルであれば、購入に発生するコストを分散することができます。限られた契約期間内での利用のため、製品が資産として無駄になることもありません。
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ドットプリンターについてご紹介しました。現在はレーザープリンター、インクジェットプリンターの陰に隠れており、今後はさらに一般的ではなくなっていく可能性もあります。導入する場合は、低コストなリース・レンタルを利用してはいかがでしょうか。
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