中古コピー機のメリット・デメリット

複合機を導入する方法としてリースとともに一般的なのが中古での購入です。こちらでは、複合機を中古で導入する際のメリット・デメリットについてお伝えします。
中古の複合機購入・新品リースの料金比較
中古の複合機を購入する場合と、新品の複合機をリースで購入する場合の料金をいくつかのポイントから比較してみましょう。
中古複合機の価格相場
中古複合機の価格相場を表にしてまとめました。まずはこちらをご覧ください。
購入価格 | 50,000~100,000円 | 100,000~200,000円 | 200,000~300,000円 | |
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位置づけ | モノクロ | 格安クラス。機能は限定されている。 | 機能と耐久性を両立した人気の価格帯。 | 中古市場ではまず見られない。 |
カラー | セール品やかなりの旧世代モデル。 | 基本機能を搭載し、サポートも受けられる人気の価格帯。 | 最新モデルも含まれる。耐久性も申し分なし。 |
中古市場の状況や店舗の価格設定にもよりますが、このような相場になっていると考えていただいて問題ありません。
安価なものであれば100,000円以下で手に入りますが、基本的にはかなり古いモデルであるケースが大半です。基本的な機能を頻繁に利用し、保守サポートも受けるのであれば、最低でも100,000円程度の予算は求められます。
新品の複合機の価格を決定する重要な要素が印刷速度です。一方で、中古コピー機の場合は印刷速度によって価格が変わることはありません。純粋に、発売からの年数や経年劣化によって価格が決まります。
新品コピー機のリース料金相場
続いては、新品のコピー機のリース料金相場についてご案内します。上述したとおり、新品の場合は印刷速度で価格帯が分けられるため、印刷速度の段階に応じた相場をご紹介します。また、いずれも一般的な5年契約の場合のリース料金です。
印刷速度(枚/分) | 20~29枚 | 30~39枚 | 40~49枚 |
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リース料金 | 5,000~10,000円 | 9,000~14,000円 | 10,000~18,000円 |
さらに印刷速度が速い機種もありますが、基本的にリース料金は上がっていくと考えていただいて問題ありません。リース契約では、このような相場料金を月額で支払っていきます。
カウンター料金
カウンター料金はカウンター保守契約を受けるために支払う料金です。カラー・モノクロでそれぞれ別に設定されており、1枚印刷を行うごとに発生します。リース契約では、カウンター保守契約を同時に結ぶのが基本です。
対して、中古購入の場合、基本的にカウンター契約の加入は任意です。反面、トナー代やメンテナンスの代金は実費で発生します。
料金の総額はどちらが安い?
中古購入とリース契約を比較するうえで判断の基準となるのが料金でしょう。中古は買い切りですが、リースの場合は契約期間内で継続的に料金が発生します。また、リース契約の場合に発生するカウンター料金についてもシミュレーションが必要です。
業者の料金設定にもよりますが、同じ機種を中古で購入した場合とリース契約で導入した場合の総額を比較するとリース契約で支払う料金のほうが高額になります。単純な料金面では中古を選ぶのが望ましいといえます。
ただし、経年使用されていることから新品よりも早く寿命が来てしまうことが考えられるほか、トラブルの修理代金は実費で発生してしまいます。これらの点を踏まえると、「中古購入のほうが安い」と簡単に言い切ることはできません。
中古複合機購入のメリット・デメリット
中古で複合機を購入する際の代表的なメリット・デメリットをご紹介します。
中古複合機購入のメリット
中古の複合機購入は以下のようなメリットがあります。
購入価格が安い
中古による複合機購入の最たるメリットは、何よりも安いことです。「状態や型式は問わないので、とりあえず複合機が欲しい」という場合に適しています。経年使用の履歴がある、新しくない、とはいっても、少なくとも稼働のチェックは行われていますので使えないということはありません。
業者によっては最新に近く状態の良い製品をセールで販売していることもあります。注意深く中古市場を探していれば、こうした機種をお得に購入できるかもしれません。
所有権がある
リースでの複合機購入は、複合機の所有権をリース会社が有しています。そのため、リース期間が終わり、契約を更新しない場合は複合機を返却しなければなりません。一方で、中古で購入した場合は、所有権は購入者にあります。処分は任意に決められるため、新しいモデルを導入する際に売却することも可能です。
導入スピードが速い
リースでは、見積もりや審査などが必要なため、導入までに時間がかかります。一方で、中古購入の場合はあらかじめ用意された製品を選ぶだけであり、審査もないため、申し込みから設置まで3日程度で済むことも少なくありません。オンラインのみで購入手続きを完結できる業者もあります。
中古複合機購入のデメリット
中古で複合機を購入する場合は、以下のようなデメリットがある点にも留意しておく必要があります。
一時的な負担が大きい
リースは複合機購入のコストを契約期間内で分散できる方式です。そのため、キャッシュフローの問題から一時的に大きな金額を負担できない場合も気軽に利用できます。中古購入の場合、新品の本体価格よりはコストが大幅に軽減されますが、それでも一時的な金銭負担がリースよりも大きくなってしまう点は事実です。
最新機種は流通していない
当然ながら、中古市場に流通している多くの製品はリリースから数年が経過した型落ち品です。各メーカーは頻繁にラインナップの刷新を行っていますので、その時点ではすでに新世代の機種がリリースされている可能性があります。
複合機の性能はモデルチェンジのたびに大きく向上します。最新機種では、現在のビジネスユースを反映した機能が追加されているかもしれません。また、印刷速度や省エネ効果などは、基本的に最新機種のほうが秀でています。
こうした採取機種を必然的に選択肢から除外せざるをえない点は、中古複合機購入のデメリットのひとつです。反面、リースであれば最新機種が取り扱われていることも珍しくありません。
経年劣化している
中古市場に流通している製品は、他のユーザーに使用されているため部品が消耗しています。基本的に複合機はメーカーから総印刷枚数が公表されており、その枚数に到達すると寿命を迎えます。つまり、中古で購入した複合機は寿命を迎えるのが早いということです。
修理できなくなる可能性がある
各メーカーは一般的に「販売終了から~年」など、修理サポート・メンテナンス対応の期間を決めています。これは、パーツの生産・保管期間が決められているためです。中古で購入できるモデルはリリースからかなりの年数が経過している場合が多いため、不具合が起きた場合は修理が難しいケースがあります。
初期費用がかかる
リース契約は基本的に輸送費や設置費用などの初期費用は発生しません。対して、中古では、こうした初期費用を購入者側が負担します。
中古で複合機を購入する際のチェックポイント
コストを抑えるため、またトラブルを防ぐために、中古で複合機を購入する場合は以下のようなポイントをチェックすることをおすすめします。
カウンターの確認
複合機はカウンター料金計算のため、それまでの印刷枚数をカウントしています。記録されたカウンター数は、中古自動車の走行距離のようにそのまま経年劣化に直結します。すでに寿命に近い枚数を印刷している中古複合機を購入するとすぐに故障してしまう可能性があるため、必ずカウンターを確認することをおすすめします。
トナー・ドラムの確認
カウンターと同様に経年使用に影響が出やすいのがトナー・ドラムです。可能であればこちらも確認してください。
オプション追加の可否
現行モデルではない場合、すでにオプションの追加が難しいことがあります。使いたい機能がオプションでしか利用できない場合は、妥協するしかありません。
管理ソフトの対応
古い機種の場合、複合機を稼働させるためのソフトが現在のOSに対応していない可能性があります。製品そのものの状態だけではなく、管理ソフトの対応状況などについても必ず確認してください。
新品リース・中古購入…どちらを選ぶべき?
新品リースと中古購入どちらを選ぶべきなのか、状況に応じて簡単にお話しします。
新品リースを選ぶべき状況
複合機が業務上重要であり、今後もしばらく頻繁に利用する場合は、新品でリースを導入すべきでしょう。新品であることから、中古以上に安定した稼働が期待できます。最新機種のため、適切に利用すれば大幅に業務を効率化できるはずです。
中古購入を選ぶべき状況
利用する予定はそれほどなく、設備として念のため複合機を置いておきたい場合、中古購入は最もローコストな方法です。また、いつ複合機が使えなくなっても大きな問題はなく、利用しなくなった場合はすぐに処分する、という状況にも中古購入が適しています。「新品を一括購入するほど余裕はないが、ある程度は一時的に大きな負担をしてもいい」という場合は、中古市場で状態が良く、比較的新しい機種を探すのもひとつの方法です。
***
複合機はリースで導入するのが一般的ですが、状況によっては中古で購入するのもおすすめです。ただし、メリットだけではなく、今回ご紹介したようなデメリットについてもしっかりと念頭においておきましょう。単純に安さだけに惹かれて中古で複合機を購入すると、想定していたような使い方ができずストレスがたまってしまうことも考えられます。もしリースと中古購入で迷っているようであれば、一度リース会社に相談してみましょう。お客様のニーズをヒアリングしたうえで中古・リースのどちらが適しているのかアナウンスしてくれるはずです。
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